倉敷市にある爪を大切にするネイルサロン・真備ネイルサロン・ネイルケアサロン

プロフィール

 
  2024/01/31

大人の絵本ネイルデザイナー 自爪ケアリスト セラピスト Hakonail

とても長くなりますが、ご覧いただけると嬉しいです。

①ネイルの道へのきっかけ

ネイルの仕事を始めたきっかけについてお話します。

今から13年前、食品容器メーカーの会社員として働き始め、日々充実している中で「ずっとこのままこの仕事を続けて定年をむかえるんだろうなー」と思っていました。

しかし、同じ年の冬、夫が大怪我を負いました。手を火傷し、指の爪は剥がれ、医師からは

「爪が生えないかもしれない、左手は前と同じようには動かないかもしれない」

と言われました😱

夫のリハビリのために通院・入院する日々が続きましたが、

「どうにか私がケアできないかな?」と思い、

ネイルケアの方法をHPで学び始めました。

最初は上手くいきませんでしたが、ある日夫に「今日はすごくリラックスするな〜」と言われ、

喜びを感じました。

その後、ネイルとエステを習い始め、自身のケアと誰かを癒すことの喜びを知りました。

②悲しい出来事が起こる

通信のネイルスクールを始めてから、ネイル検定3級を目指し試験を申し込みました。

当日に備え、ネイルモデルさんを募集し、連絡を重ねて準備を進めてきました。

心を込めて向き合ったネイルの試験に期待と意気込みが高まりました。

ところが、試験当日、モデルさんが現れなかったのです。

何度連絡しても無視され、試験を受けることができませんでした。

そのショックと失望は計り知れず、

「私にはネイルは向いてないんだ」と言い聞かせることしかできませんでした。

そうすることにしないと悔しくて仕方がなかったからです。

この出来事があった後は、夫のケア目的で同時期に履修していた

エステの勉強に専念することにしました。

③母としての喜びと挑戦

副業禁止の会社だったので、趣味で友人にエステやネイルの施術をしていました。人に喜んでもらえること、きれいにすることが楽しくてたまりませんでしたが、このまま趣味で続けていこうかと考えていた6年後、妊娠がわかりました。

妊娠中は出血のリスクがあり、エステやネイルの施術を一切やめることにしました。

翌年、無事に子供が生まれ、育児に奮闘する毎日で自分のケアをする時間が

ほとんどありませんでした。

2年後に子供を保育園に預けて働き始めましたが、子供の体調不良によるお迎えの連絡が度々ありました。

休むことで申し訳ない気持ちに苛まれました。

入社したばかりの頃、育休明けのママさんたちがよく休んでいたことが理解できました。

自分も同じ体験をして初めて、当時のママさんたちの大変さが実感できたのです。

④自然災害で家水没事件

当時、私たちは倉敷市真備町川辺という場所のアパートの1階に住んでいました。この場所は災害には

ほとんど無縁だと思っていましたが、ある深夜、突然サイレンが鳴り響きました。

サイレンの音で子供たちが寝れないため、早めに避難を決めて家族で山の高い場所に車で

避難しました。不安な一夜を過ごした朝、雨が止んで家に戻ろうとしましたが、

道路が水に浸かって帰ることができませんでした。

やっとスマートフォンが繋がる場所を見つけ、ニュースを観ると自分の住んでいる町が池のように

なっている映像を目にしました。

「家水没してるじゃん・・・😨」

アパートの2階まで浸水していたため、

家財全てを捨てることになり、炎天下の中で片付け作業に

追われました。

思い出の品々も全て捨てなければならず、辛くて気持ちが

折れそうでしたが、地域や近所の人々の協力、

当時の会社からの物資の支援、家族や親戚の手伝いなど、

多くの人々の温かいサポートに触れ、

感謝の気持ちでいっぱいでした。

その後、同じような災害を避けるために、2年後に岡山県井原市へ引っ越しました。何もない状態から家のものを揃えたり、子供の転園でバタバタした日々でしたが、転園先の先生や友人、会社の同僚たちが力になってくれたおかげで、短期間で一息つくことができました。

人は一人では生きていけないとはよく言われますが、この時、周囲の人々に声をかけていただいた

ことで、一人で悩みを抱え込むことなく、前向きに過ごすことができ、いろいろあったけれど、

まずは家族みんな生きててよかったと思えました。

⑤息子の病との苦悩

引っ越し後、息子が急性リンパ性白血病と判明しました。

幼い頃の体調不良はこの病気のせいだったのです。

入院治療で休職し、連続する困難に心の余裕を失い、ネガティブな考えに苦しんでいました。

息子の治療は通常の入院よりも厳しく、苦しさから暴れる日々が続きました。

子供との時間が苦痛に感じられることに戸惑いました。

忙しさの中、自己ケアを怠り、顔を洗う暇もありませんでした。

⑥心の癒しを見つける旅

夫は仕事が休みの日は必ず付き添い交代をしてくれました。

しかし私は家に帰ると何もする気が起きず、何も考えずゴロゴロしていました。

今考えると病んでると思うのですが当時は全く気付きませんでした。

そんな時夫から「昔みたいにネイルとかエステい行ってみたらどう?」と声をかけてくれました。

しかし当時の私は休職中で自分が贅沢することに抵抗があり

「絶対に行かない!」と決めていました。

子供の治療が進み少しだけ気持ちが落ち着いた頃、鏡を見て

ボロボロの自分に気付きました。

ケアしていないから当然なのですが髪はボサボサ、肌も爪もガサガサでした😱

「このままじゃ嫌だ」と思い、初めてジェルネイルのサロンへ

予約をしました。

そこはお客様も多く、疲れていた私には

正直落ち着かなかったのですが、

久しぶりに手元がきれいになっていく姿を見て

心が安らぎました。

自身の成長と実感

手元がきれいになると、自分がきちんとしている気持ちになり、

不思議と以前よりも気持ちが明るくなれました。

毎日辛い入院生活や嫌なことも、ネイルのついた手元を見て元気をもらいながら

なんとか過ごせました。

ネイルの美しさに対する感動とともに、息子の治療が順調に進み、入院から翌年には無事に入院治療を終え、退院することができました。

これらの経験から、自分自身が成長していく中での気づきもありました。

ネイルのケアや手入れを通じて、自分自身を大事にすることがいかに大切かを感じることが

できました。

家族のサポートと共に、ネイルの美しさが私の心を癒し、前向きな気持ちを持ち続ける助けと

なりました。

2020年6月から以前の職場に戻り働き始め、子供も通っていた保育園に戻れました。

夢への一歩

ほどなくして以前の職場に戻り働き始め、息子も通っていた保育園に戻りました。毎日忙しいけど家族みんなで寝たり、一緒にご飯を食べたり普通のことが何よりも幸せでした。

しかし、それも束の間の出来事でした。ちょうど退院から1年後、息子の具合が悪い日々が続き

嫌な予感がしていました。

その月の通院日、血液検査の後先生から呼び出され白血病が再発していることが判明しました😨

再発の場合骨髄移植が必要になる可能性が高く治療が難しいという話を聞きましたが、可能性を信じて私は会社を退職し、再入院しました。

親からの移植は難しく兄弟もいない為、息子の体がもつ限りドナーさんが見つかることを信じて

待ちました。

ありがたいことにドナーさんが見つかり、息子は移植まで進むことができました。

子供が移植をするタイミングで「辛い日も乗り越えたい」と思い、

自分が大好きなキャラクターをネイルサロンで足の爪に描いてもらいました。

治療中は前回以上に子供も私も辛い日が多くありましたが、足元を見て

「頑張れる!」と元気をもらえました。

その後、セルフネイルで子供が大好きなキャラクターを描いた時、息子が「ママの手かわいいね😊」と言ってくれました。

辛い投薬生活で笑顔もない中、息子が笑顔でネイルを褒めてくれたことがとても衝撃的でした。

そのネイルをしてから、毎日苦戦していた服薬を頑張ってくれるようになったのです。

ネイルの勉強を本格的にしようと思うとお金もかかるし反対されるだろうなと思いながら

夫に聞いてみると、

「いいじゃん」とあっさり🆗してもらえ、私は再びネイルの勉強を開始することになりました。

ネイルを仕事にする決意は、私の中に新たな希望と喜びをもたらしました。

愛と喜びを込めて施術

ある時勇気を出してネイルの勉強を始めたことを入院中の親御さんに話してみました。

親御さん達は応援してくださり、時々ハンドトリートメントをさせていただきました。

「ここおったらお風呂にもつかれないしね。久しぶりにリラックスするわ〜。私女子やったんねー😊」

そう言ってもらえて自分も心から笑顔になれました

時々ケアをさせてもらう中で「きれいにしたいけど通院やケアがあって定期的に通うのが難しい」

「ケアが必要で爪を伸ばせない」「手指消毒を頻繁にしないといけなくて手あれが気になる」という

話を聞きました。

移植後は特に大きな問題も起きることなく無事退院が決まり、これからもし仕事をしていくときに自分は何がしたくて誰に喜んで欲しいのだろうと考え始めました。

その時頭に浮かんだのは「毎日を頑張る人たちを癒したい」ということでした。

小さなお子様がいる、職種・通院などで爪を伸ばせない人に来ていただきたいな~。

そんな思いからサロンをスタートすることに決めました。

⑩お客様からの感謝の声

・『ギリギリまで爪を短く整えてほしい』と言う要望にも応えてもらえるので小さな子供がいても   

 ネイルができる。

・若くないから私がしても変わらないと思っていたけどハンドケア、ネイルケアをして手元が

 若くなった気がする。家でのネイルケアも楽しくなった。

・職場はネイルができない環境で、ネイルをしている人を見るといいなと思っていた。

 ケアしてもらった手元がきれいになってずっと見つめてしまう。スクラブ、クリームがいい香り。

 癒される。

・メンズネイルケアって必要?と思っていたけどやったあとの印象が違う。

 営業先の人との会話の種になった

・簡単にできるホームケアを教えてくれるのがうれしい

・育児でネイルができないけどハンドケアで萌さんに会えると息抜きができている

幸せを届けるサロン

「私のサロンではお客様に癒しと幸せを届ける!」

この想いを胸に、日々施術に取り組んでいます。

人生にはうまくいかないことや悩みがつきものですし、

時間に追われてストレスを感じることもあるでしょう。

そんなとき、あなた自身の手元を見て、少しでも前向きな

気持ちで生きていただけたらと願っています。

私はお手伝いさせていただきますので、ぜひサロンに

お越しください。

心と手元を癒しに、リラックスした時間をお過ごしください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

Hakonail

◽1987年5月生まれ

◽岡山県真備町出身

◽ほっこり雑貨、ゆったりできるカフェで自分時間を過ごすことが好き

◽人見知り、話下手ですがお話を聞くのが大好きです。 

◽家族は夫と息子が一人。ちなみに夫の手は95%動くようになりました!

息子は現在も入院、通院治療とリハビリを続けています。そのため土日祝メインで営業しております。

◽好きな人 ナイトメア 真天地開闢集団ジグザグ Acid Black Cherry 西川貴教 深田恭子 鈴木えみ

◽好きなもの 絵本 肉料理 癒されること

◽苦手 虫、悪口

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